日本では幼馴染のことを「筒井筒の仲」と言ったりします。
平安時代の伊勢物語の逸話に由来した呼び方ですね
でもgeogleで検索かけてみると、最近はあまり使われてないのかな?
筒井筒とは丸い井戸の竹垣のことです。その竹垣で幼い頃に背を測った思い出を歌ったことを切欠に幼馴染の女性と思いが通じ、結婚することになる。そこで、幼馴染=筒井筒の仲なのです。
さて、中国にも幼馴染を呼ぶ言葉があります。それが
「青梅竹馬」(Qīng méi zhú mǎ)
これは、あの李白の詩が元になっているそうです。
「郎骑竹马来,绕床弄青梅。同居长干里 ,两小无嫌猜」
(あなたは竹馬に乗ってやって来て、井床(井戸囲)のまわりをぐるぐる回り、青梅をいじって遊びました。長くともに暮らし、二人共、疑うということがなかった)
この詩が、日本の「竹馬の友」の由来だという説もありますが
中国では男女の幼馴染にしか使われないそうですから
やっぱり日本語だと「筒井筒」の方に近いんじゃないかと思います。
ちなみにこの竹馬、画像検索したら、中国のそれは日本のとはだいぶ違う・・・
でも中国も広いので、地域によっていろいろあるみたいです。
これはちょっと日本のそれに近いかな。子どもの玩具というより民族衣装ぽいけど
ちょっと脱線しましたが、この青梅竹马を知ったきっかけは
とある日本のライトノベルの中国訳にぎょっとしたからなんです。
ほ~!!
ちなみに修羅場という言葉は阿修羅と帝釈天の戦場に由来しているそうです。
ふたつとも有名ですが、由来はインドの伝説の神。
私たちが何気なく使ってる言葉にも遠い源があるものですね