昭和の頃、バレンタインデーは特別に女性から愛を告白して良い日だと教わりました。今の若い人が聞いたら、どうして女性から告白するのが特別なの?って思うかもしれません。当時はやっぱり女性は受け身のほうがたしなみがあるって風潮があったせいでしょうね。
でも、実は女性からチョコやプレゼントを渡すのって世界で日本だけらしいです。オリジナルの欧米はもちろん、近年バレンタインというイベントを行うようになった中華圏すら、バレンタインは男性から女性へプレゼントをする日だとか。日本の女性はちょっと損してるかもしれまんせんね( ;∀;)
バレンタインデーの起源はローマ帝国皇帝・クラウディウス2世が兵士の婚姻を禁止していたため、反発した司祭ヴァレンタインが秘密に彼らの結婚を執り行っていた、そのせいで彼が処刑された日が2月14日だったことによるそうです(wikiより)
さて、どうして日本にだけ女性が愛を告白する日だと伝わってしまったのでしょう。実は欧米には本当に女性から告白してよい日があるのです。でも、それはバレンタインデーではなく、このうるう年の2月29日、リープ・デイ(Leap Day)なのです。
リープデイの起源は古いアイルランドの言い伝えにあるとされています。聖ブリジッドと聖パトリックが、この四年間に一度来る日だけは、女性から求婚することを許したのだそうです。聖ブリジッドは4世紀頃の修道女、パトリックは司祭で、ともにアイルランドの守護聖人です。
地域によってはリープデイは独身の日(Bachelors’ Day)とも呼ばれています。
リープデイに女性からの結婚の申し込みを断った男性は、ガウンなどのプレゼントをあげたり、罰金を払うことを求められるそうです。ヨーロッパの上流の間では、断った場合は女性に12組の手袋を買わないといけないという伝統があります。女性が指輪がなくて恥ずかしい思いをするのを防ぐためだとか・・・
日本のバレンタインデーの習慣は、このリープ・デイが誤まって伝わって始まったのかもしれませんね。