1990年代、ドラゴンボール、セーラームーン、ポケモンといった日本アニメがアメリカで大きな人気を獲得し、受け入れられました。ジャパニーズ・アニメーション人気の幕開けです。
しかし、その裏で、どういうわけかアメリカ人に売り込んでも受けがよくないと槍玉に上がっていた作品がありました。アジアでは爆発的な人気を得たにもかかわらず、受け入れられなかったその作品・・・
―――――それは「ドラえもん」です。
欧米に通用"しなかった"日本アニメ
しかしドラえもんはタイなどアジアでは大変な人気を獲得した。
確かにのび太は成長しない。でも、なぜ成長しなくてはいけないのか?成長しなくてもいいじゃないか?というのがアジアの感性だ”
90年代当時、学生だった私は雑誌で上記のような趣旨のコラムを読み、非常に興味深く感じ、今も記憶に残っています。
(20年近く前なので雑誌名は失念しました)
・・・とはいえ批判のせいなのか、近年のドラえもん、私が子供のころに好きだった1970年代のドラえもんと変わったように感じます。今ののび太は良い子すぎて、ジャイアンたちより出木杉くんの友達といったほうが相応しい感じ・・・しずかちゃんも友達というより恋人みたいに甘い顔ばかりしてるし。・・・もっとピリッとメリハリきいた教訓ある作品だった気がするんだけどなあ・・・元ファンとしては複雑です(T T)
先日、ディズニーの協力を得てアメリカ市場に再挑戦したと報道されましたが、その後どうなったのやら??
中国の人気アニメランキング
では、日本と同じアジアにある中国では、どのようなアニメが人気なのでしょう?
南京芸術学院の調査によると、以下のランキングになっています。
1.ワンピース
2.ブリーチ
3.ナルト
4.トム&ジェリー
5.ドラえもん
6.名探偵コナン
7.ソードアートオンライン
8.喜羊羊和灰太狼
9.聖闘士星矢
10.銀魂
1位は日本でも大人気のワンピース。
英語圏のサイトではワンピースがランク外(13位)だったことを思うと、やはりこちらは日本人の感性に近いかも?
(関連記事→「欧米で人気の日本アニメはどれ?」)
5位はドラえもん。さすがです。
ちなみに中国ではドラえもんを「多拉A梦」と表記します。カタカナとひらがなが混じった元の名前の印象に似せるための苦肉の当て字でしょうか?
ドラゴンボールが入らないのが意外ですね。中華風すぎて逆に新鮮味がないのかもしれません。4位にトム&ジェリーが入ってるのがシュールですw
8位の喜羊羊和灰太狼は中国で有名な子供向けアニメです。実はこれ、嫌いなアニメランキングの一位だったりもしますw良きにつけ悪しきにつけ、知名度が非常に高い作品ということでしょう。
日本以外の作品はこの喜羊羊和灰太狼とトムジェリだけ。日本のアニメ人気は本物ですね。日本で放送されたものが即座に翻訳されてネットで流れると言われるだけあって新しい作品も人気があるようです。
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