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3月8日付の前記事「中国が原因じゃない?!深い罪を示唆するコロナウイルスの謎」の時点ではまだ、新型コロナウイルスによる死者が最も多い国は中国でした。
その後、今日までコロナウイルスはヨーロッパと北米を覆う勢いで広まり、私達はようやく、このウイルスの真の恐ろしさを知ることになりました。
It is imperative to recognize the limitations of the mathematical models with which experts are analyzing scenarios and forecasting the potential death toll of the #coronavirus pandemic. Here again the media are doing a disastrous disservice to society > https://t.co/35B1jFIRUS pic.twitter.com/Qzv7bSFkK9
— Aspenia online (@Aspeniaonline) March 30, 2020
現在、「BCG接種を行っている国は新型コロナウイルスによる死亡者が少ない」という説が注目を集めています。特に20世紀前半から使われてるソ連株、日本株のワクチンが強いといわれていますね。
広範囲にBCGワクチンを接種していないイタリア、スペイン、アメリカ、フランス、イギリスの死者はすでに中国を上回りました。
これまで広範なBCG接種をやっていなかったアメリカ、イタリアは人口100万人当たりの死亡率は高い傾向があります
欧州諸国は、ポルトガル以外は広範なBCG接種はかなり前に止めていて、これらの国では軒並み死亡率が高い傾向があります
懐疑的な意見もみられますが、現実に出てくる数字はこの説に沿っているようです。
そして、非常に興味深い説でもあります。
この説をつきつめると、新型コロナウイルスが人工的な生物兵器だった場合、どの国に研究室があったかを推測することができるからです。
今回の記事では、新型コロナウイルスが生物兵器だったと仮定して話を進めていきます。
生物兵器なら・・・中国で開発された可能性は低い
1~2月から率先して武漢の新型コロナウイルスの危険性を報じていたのはBBCなど英語圏のマスコミでした。
武漢の研究施設から漏れた生物兵器ウイルスだなどといった説が飛び交いました。
エイズウイルスと合成されているなどといった記事も出ましたね。
武漢の感染がピークだった2月、日本国内でも感染者が何名かでましたが、結局、大きな広がりはありませんでした。
このウイルスになぜ、これほど世界が騒ぐのか、日本人の多くが首をかしげました。
現在に至るまで、アジアで西側諸国のような高い死亡率がみられる国はありません。
武漢のあった中国でも、人口における死亡者の割合はマレーシアと同程度です。
死亡者ゼロの国も複数みられます。
4月12日時点で新型コロナウイルスによる死亡者ゼロのアジア国家の例
国名 | テスト数 | 感染者数 | 死亡者数 |
---|---|---|---|
ベトナム | 118807 | 258 | 0 |
カンボジア | 5768 | 120 | 0 |
ネパール(中国の隣国) | 3524 | 9 | 0 |
ラオス | 1094 | 18 | 0 |
モンゴル(中国の隣国) | 不明 | 16 | 0 |
中国からみてCOVID-19は生物兵器として役立たず
もし新型コロナウイルスが中国で開発された生物兵器である場合、当然、中国の研究者たちはこのウイルスの威力を知っていることになります。
中国含むアジアにおいて、このウイルスの危険性はインフルエンザ以下です。そんなウイルスを生物兵器として保管する軍事研究施設があるでしょうか?
中国軍からみれば、COVID-19は使い物にならないウイルスということになります。
もし武漢の研究施設から漏れたのなら、彼らは決して慌てなかったでしょう。武漢封鎖も必要ないですね。
白人を標的にした生物兵器でもない
欧米での感染拡大を受けて、日本では「中国共産党が作った白人を標的にした生物兵器だ」などと主張するネットの意見もみられます。
しかし、ロシアや東欧をみるに、それはないでしょう。
3月8日の前記事の時点では感染者わずか17人だったロシアですが、交流の深いEU諸国の感染拡大のあと、一ヶ月ほどで一気に増えました。4月12日時点で13,584人です。しかし人口100万人あたりの死亡数は0.7と日本より低いです。
ロシアと東欧は感染者数が増えても死亡に至る割合はアジアと同じぐらいです。この事実もBCG仮説を裏付けています。
「COVID-19が白人種に対して猛威をふるうよう開発されたウイルス」という説は誤りですね。
ロシアおよび東欧の新型コロナウイルス感染状況(4/12)
国名 | 感染者数 | 死者数 | 百万人あたり死者数 |
---|---|---|---|
ロシア | 13584 | 106 | 0.7 |
ポーランド | 6088 | 195 | 5 |
ウクライナ | 2511 | 73 | 2 |
スロバキア | 728 | 2 | 0.4 |
ブルガリア | 648 | 26 | 4 |
ジョージア | 234 | 3 | 0.8 |
参考
国名 | 感染者数 | 死者数 | 百万人あたり死者数 |
---|---|---|---|
日本 | 6005 | 99 | 0.8 |
中国 | 81953 | 3339 | 2 |
韓国 | 10480 | 211 | 4 |
タイ | 2518 | 35 | 0.5 |
アメリカ | 503177 | 18761 | 57 |
スペイン | 161852 | 16353 | 350 |
イタリア | 147577 | 18849 | 312 |
スウェーデン | 10151 | 887 | 88 |
BCG説通りなら、新型コロナウイルスはどこから来たのか?
では、新型コロナウイルスを生物兵器として考えそうな国はどこでしょう?
それは当然
「新型コロナウイルスが強い威力を発揮する国」です。
中国含むアジアにとってCOVID-19は大したウイルスではありません。ロシアにとってもそうでしょう。
しかし、いま多くの死者を出しているような国に研究所があったならば、関係者たちはとんでもないウイルスを生み出したと思うはずです。
前記事でも触れたように、武漢の新型コロナウイルスの存在について早々から報じてきたのは英語圏のニュース媒体でした。
なぜかインドやアメリカの学者たちが1~2月から新型コロナウイルスの解析を行ったなどといった報道もありました。
その後、コロナの感染は中国の周辺国や武漢以外の都市にはあまり広まらず、なぜかイランに飛び火し、それからイタリア、ドイツに飛び火します。
こうした飛び飛びの感染は、ヨーロッパの国々ではみられませんね。イタリアの後、フランスを飛び越えて北欧で大感染なんて流れはありません。自然に地続きに感染が広がっています。
これが本来、新型コロナウイルスを開発した人々が期待していた感染力だったのかもしれません。
アジアやスラブ圏でそういかなかったのは、BCGに足をすくわれたということでしょうか。
「真犯人」はどこにいるのか?
生物兵器であった場合、このBCG仮説は「真犯人たち」にとって都合の悪い説です。なので、そうだった場合、今後も世界で大々的に取り上げられることはないと思います。都市伝説のような扱いで終わってしまうかもしれません。
真犯人を考える上で大きな意味をなすのが、利害関係です。
今回のコロナウイルス問題で主に被害にあったのは、どういった国と人々でしょう
- アングロサクソン覇権を脅かす中国
- 反抗的なイスラム教国イラン
- イギリスをEUに居づらくさせたヨーロッパ
- 人口面で北米の白人を圧迫するヒスパニック系移民
- 欧米の治安悪化の温床である黒人を中心とした貧困層
- 共産圏寄りの米大統領トランプ氏(→関連記事「トランプ ファミリーと共産圏を結ぶ3つの縁 アメリカの敵は誰か?」)
これらにダメージを与えてメリットがあるのが、イギリスおよびアメリカの古い家系の支配層WASPです。アメリカのバラモン階級、トランプ氏のいうディープステートと思われる勢力です。
彼らアメリカの貴族というべき支配層たちの特徴は簡単に述べると以下になります。
-
- 植民地-建国直後から移住した古い家系
- 先祖から受け継いだ多大な資産と人脈がある
- イギリスに忠誠心がある
- 共産圏と近いトランプ氏と対立する勢力
- 情報化社会以降、ヒスパニック/アジア系移民の増加やユダヤ系の台頭に押されている
- ニューイングランドを中心に東海岸を拠点としている
(→くわしくは「聖公会 そして日本人と交わらないアメリカ上流階級の正体」
アメリカもイギリスも死者を多く出していますが、その多くは貧困層や黒人だと報じられています。
イギリスもアメリカ同様、元植民地などから押し寄せる非白人の移民の増加に手をやいてきた国です。ロンドンの学校では近年、白人の生徒の方がマイノリティの状態だそうです。
日本の著名人にも子どもをイギリスの学校に行かせたがる人、いますよね。
チャールズ皇太子だけ感染した英王室
イギリスといえば、3月にチャールズ皇太子の感染がニュースになりましたね。
もしチャールズ皇太子以外の王室メンバー、特にウィリアム王子一家が感染することがあったら、私はこのイギリスやアメリカに抱いてきた疑いを撤回しようと思っていました。
親イギリスで保守的なディープステート/WASPの人々にとって、模範的なウィリアム王子一家は未来に向けて同胞を結束させる希望そのものだろうからです。彼らと結びつきが深いイギリスの貴族たちにとっても、そうでしょう。
逆にカミラ夫人を王妃にしたがり、人物の評判もあまりよくないチャールズ皇太子は、もし王位を継いだら英王室人気の足を引っ張る存在になります。チャールズ皇太子を飛ばしてウィリアム王子の王位継承を望む声はウィリアム王子が10代の頃からありました。
そして、やはりチャールズ皇太子以外の王室メンバーが感染することはありませんでした。
(関連記事:「ダイアナ元妃の死の背景 キリスト教とイギリス王室」)
コロナが原因でアメリカは中国に宣戦布告する?
日本のネットをみると
「たくさんのアメリカ国民が武漢ウイルスで死んだから、収束後、アメリカは中国に対して報復戦争を起こすだろう」
と考える人がいますね。
実は私は、こうした意見をみると、少しあたたかい気持ちになります。
彼らがそう思うのは、日本人に団結心があるからだと思うからです。日本人なら身分にかかわらず、同じ民族、同じチームだという意識がある。その気持ちをアメリカに置き換えて、彼らが怒って戦争を起こすと思うのでしょう。
でも実際のアメリカは違います。イギリスの方を向いている古くからの支配層WASP/バラモン階級たちは、アメリカンドリームのような理由で後から押し寄せた移民とその子孫を仲間だと思っていません。支配層と奴隷で成り立つローマ文化の継承を誇りとしてきた国なのです。
(関連記事
「なぜアメリカの真似をする国は失敗するのか?理由は2種類の白人たち」
「「現代のローマ帝国」アメリカと敗戦国日本」)
良くも悪くも、それがアメリカの伝統であり、個性であり、百年以上前からずっとそうなのです。そして、どんなに冷酷にみえても、その支配層の先祖たちが主導した結果、アメリカは見下される植民地から世界一の先進国になれたのです。
アメリカやイギリスは、よくもわるくも、日本とは違う国です。
(関連記事:「アメリカのナチズム!日本人仰天な米国の黒歴史」)
新型コロナ パンデミックの終息は予定されている?
さて、新型コロナウイルスが生物兵器だとしたら、真犯人たちが自分たち用のワクチンや特効薬を持っていないはずありません。その点でも、少し気になるニュースが入っています。
3月30日、ジョンソン・エンド・ジョンソンが、ある発表を行いました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、2020年9月までに自社のリードワクチン候補の第I相臨床試験の開始を予定しており、(略)ワクチンの最初のバッチは2021年初頭に緊急用に利用可能になることを見込んでいます。
このようにワクチンは2021年から利用可能になるとしています。
・・・トランプ氏の再選がかかった大統領選挙が終わった後ですね。
公式サイトの発表には、上記のほかに以下の記載もあります。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは2020年1月、新型コロナウイルス(COVID-19)の配列を入手するとすぐに、有望なワクチン候補を調査する取り組みを開始しました。
1月は武漢封鎖が決まった23日時点でさえ感染者517人、死者17人と、まだウイルスの危険性の実態がはっきりしない時期でした。実際の感染の広まりよりも英語圏の報道のほうが先走っていた時期です。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、その頃に配列を入手していたと発表しています。
・・・話が本当ならば、ずいぶん周到ですね。
このジョンソン・エンド・ジョンソンという会社、ニューイングランドにほど近いニュージャージーにある会社です。
ニューイングランドとはアメリカの古くからの支配層/WASPが多く住む6州をまとめた呼称です。ニュージャージーはニューヨークと、ボストン・ブラーミン(バラモン階級)の街ボストンの間に位置する、高所得の住民の多さで知られる州です。植民地時代から続く古い州であり、ジョンソン・エンド・ジョンソンの創業者もやはりゴールドラッシュ前の古い移民の家系です。
(関連記事:
「ハイスクールに行かないアメリカの富裕層たち。上流階級の学校とは?」
「ディープ・ステートはあるのか?アメリカ国民も認めるカースト制度」)
新型コロナウイルスで、ニュージャージー州はニューヨークに次ぐ死者をだしています。
しかし一方で、アメリカの感染死亡者の過半数は黒人や貧困者だというニュースもありますね。
(関連記事:「世界の頂点 アメリカ上流階級の憂鬱」)
※2021.05.06追記 ワクチン開発競争の意外な結末は?
→「コロナワクチン開発競争の勝者はドイツ企業!ファイザーワクチンの意外な正体」
生物兵器は新型コロナだけではない?
1月23日付の読売新聞サイトの記事によると、武漢封鎖が決定したとき感染者は死者17人を含め571人だったとあります。死者17人は、今にしてみると少ない数字に感じますね。
それでも武漢は、封鎖を決めました。
アジアにおいては一般的な風邪とあまり差がないこのウイルス。日本でも2月までは少し軽いインフルエンザのようなものだと言われることもありました。
中国政府がこの表向きいくらでも誤魔化しがきくウイルスに対して、死者17人の時点で封鎖をきめたのは、過去にSARSで懲りていたためだったのかもしれません。
SARSは2003年頃に猛威をふるった、生物兵器だった噂のある感染症です。
SARSの中心地となった香港は96年までイギリスの統治下にあった地です。昨年のデモ騒動でもわかるように、今も親イギリスの市民が少なくないですね。
SARSの後、アフリカのエボラウイルス騒動もありました。
エボラが蔓延したリベリアはアメリカの黒人奴隷たちにより建国されました。今もアフリカで最もアメリカと親密な国です。
(エボラ問題について詳しくは→「日本が生物兵器の実験場となる可能性」)
SARSもエボラも、現地の人々の野生動物を食べる慣習から起きたとされています。私もずっとそう信じてきました。
でも、本当にそうだったのだろうか?・・・同じような発生理由が英語版wikiに書かれている新型コロナウイルスの騒動を経験した今は、そう思います。
生物兵器というものは、都市伝説ではないのでしょうか?
実はわたしたちは既に長い間、それを身近に見聞きしていたのでしょうか?
(関連記事「エイズはアメリカの生物兵器によるもの?日本人だけが知らない疑惑」)
https://ahtribune.com/world/3921-military-medical-propaganda-complex-covid-19.html
※表の数字の引用元は4月12日付worldometerです。
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