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陰謀論は過去のもの。新世界秩序(New World Order)計画は既に失敗している
コロナウイルスやワクチンによって人口を削減し、その後に選ばれたエリートが世界を支配する新世界秩序(New World Order)を構築しようと企んでいる人たちがいる・・・。
ワクチン否定論者の多くは、この「人口削減計画」の陰謀論に基づいてワクチンを危険視していますね。
過去記事「日本が生物兵器の実験場となる可能性」等でとりあげてきたように、私もこうした陰謀はあったのではないかと思います。
しかし中華圏とイスラム圏の大量殺戮が失敗したこと、及びワクチン開発競争がmRNA陣営の勝利に終わったことで、既に決着がついた問題だとも思ってます。
新技術であるmRNAワクチンは完全に安全とはいえません。しかし「新しい技術である」以外のリスクはないとも思っています。人口削減計画のために故意に有害なものがまぜられている可能性は低いでしょう。以下に楽観視できる理由を書いてみます。
新世界秩序の構築を企む、英王室を崇拝する組織の呼び名ははっきりしません。「フリーメイソン」「ディープステート」のほか「旧支配者」「闇の支配者」などとしている本もあります。今回の記事ではただ「組織」と述べることにします。
(関連記事:「コロナ問題の真相?私が考えるアングロサクソンミッション」)
mRNAワクチンを楽観視できる理由
最大の理由:英米の本命はウイルスベータワクチンだった。
英アストラゼネカ、米ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発したワクチンは、ともにアデノウイルス・ベータワクチンですね。両社とも、初期段階では最も早いペースでワクチン開発が進んでいた企業でした。アストラゼネカのワクチンは英オックスフォード大学との共同開発です。
この2社に対し、アメリカ政府機関BARDAから、それぞれ10億円を超える資金提供があったと報道されています。
またコロラド州にGreffexというアメリカ企業があります。やはりアデノウイルス・ベータワクチンを研究してきた企業です。
武漢でコロナ問題が発生する直前の2019年秋、この企業はアメリカ国立衛生研究所から1870万ドルを受け取っています。驚いたことに、コロナが世界を騒がせた後の2020年6月、富士フィルムが、このGreffexとワクチンの製造契約を結んでいます。
過去記事「日本が生物兵器の実験場となる可能性」で、2014年の西アフリカにおけるエボラウィルスの流行を、「世界新秩序」構築のための生物兵器によるものとするリベリア人学者の告発を紹介しました。
英語版wikiによると、アメリカ軍の生物兵器研究施設フォートデトリックはワクチン開発のためにエボラウイルスを保管しているあります。エボラ用に研究されていたのもウイルスベータワクチンでした。
(関連記事:「アメリカの生物兵器研究所フォート・デトリック 日本人が知らない漏洩問題」)
ウイルスベータワクチンの技術において英米は世界の第一線にありました。長期にわたる研究ストックがあり、開発の自信があったのです。
しかしコロナワクチンに関しては、ウイルスベータワクチンはmRNAワクチンに敗北し、表舞台から消えてしまいました。
ファイザーワクチンを楽観できる、3つの理由
ファイザーがアメリカの大企業であることを警戒する陰謀論をよく見かけます。
陰謀論者ジョン・コールマンの著書「迫る破局 生き残る道」が挙げる、警戒すべき製薬会社20社にも、ジョンソン・エンド・ジョンソンとともにファイザーの名前があります。不安を抱かれるのも無理ないでしょう。
しかし以下の理由から、ファイザーワクチンの陰謀論的な危険性は低いと思われます。
理由1:開発元であるビオンテック社はドイツ企業
ファイザーワクチンは実際のところ、ドイツ企業ビオンテック社の功績です。製造がファイザーなのでファイザーワクチンと呼ばれているだけです。ワクチンの正式名称「コミナティ」の名前自体、ヨーロッパで命名されています。
ファイザーは中国国営企業の子会社 復星医薬とともに資金提供を行い、テストに協力したゆえに、共同開発と名乗っています。しかも復星医薬の方が先にビオンテックと手を結んでいました。
(関連記事:「コロナワクチン開発競争の勝者はドイツ企業!ファイザーワクチンの意外な正体」)
ビオンテック社がファイザーに負うところは、あまりありません。企業間の関係においては、技術をもつビオンテックが主導権を握っているわけです。
コロナワクチンで躍進したベンチャー企業であるビオンテック社が、有害なものを故意にまぜる可能性はないでしょう。
ロイターによると、ビオンテック社が単独で今年のドイツ経済を0.5%上昇させるとみる経済学者もいるそうです。
またドイツはナチスの犯罪の件で、英米に長年にわたって陰に陽にいじめられてきた国です。ドイツ企業が、英王室を戴く「組織」のために貢献する可能性は、あまり考えられません。
ビオンテックの社長と、その共同創業者である妻は、ともにドイツ育ちのトルコ系です。ビオンテックに関しては、ドイツの移民政策は大当たりだったかもしれません。
2021年、独ケルン大学の名誉博士号授与式のビオンテック社長夫妻(英語版wikiより)。二人の両親はともにトルコからの移民です。なぜか日本マスメディアではアメリカ在住のカリコ女史がよく取り上げられますが、カリコ女史と妻は別人です。
理由2:英米陣営からみてファイザーは外様である
ファイザーは中国国営企業側と一緒になって独ビオンテックに資金提供を行いました。
同じ時期、「組織」の中枢企業であるジョンソン・エンド・ジョンソンや英アストラゼネカはアデノウィルス・ベータワクチン開発に取り組んでいました。
下のモデルナの項でとりあげますが、この開発にはアメリカ政府から多額の資金が投じられました。
ファイザーは、英米の本命であるアデノウイルス・ベータワクチン開発には入れてもらえなかったわけですね。ドイツや中国と組むしかなかった・・・。
「組織」は、世界各国からエリートを受け入れているといえ、やはり英王室を崇拝する集団です。中枢はアングロサクソン覇権の維持を一番に考えている人たちでしょう。
ゴールドラッシュ後に移民したドイツ人が創業し、ユダヤ系がCEOであるファイザーは「組織」に名を連ねていたとしても、末席の企業です。
(関連記事:
「なぜアメリカの真似をする国は失敗するのか?理由は2種類の白人たち」
「「児童買春の島」大富豪エプスタインの生い立ち ユダヤ系アメリカ人の現実」)
理由3:ファイザーに清廉潔白を強いる「ドイツ版コミナティ」の存在
ファイザーがワクチンの製造を行ってるなら、過程で有害物質を混入させるかもしれないと考える方もいるでしょう。しかし、その可能性も低いと思います。
ビオンテック社は自社でもコミナティを製造し、ヨーロッパや中国で流通させています。ファイザーの手を介さない、ファイザーワクチンと同じワクチンが存在するわけです。上に述べたように、ビオンテックが人口削減計画に協力する可能性はまずありません。
この状態で、もし将来、ファイザー製造のコミナティを打った人物にだけ、陰謀論が主張する重い後遺症がでた場合、どうなるでしょう?
すべてはファイザーの責任になり、ファイザーは企業として致命的なダメージを負うことになります。
比較対象のコミナティが存在する以上、ファイザーが故意にワクチンに有害物質を入れるのは自殺行為です。末席の企業が、「組織」のためにそこまでする義理もないとも思ってるはずです。
ビオンテックと中国・復星医薬によるコミナティ「ファイザーでないファイザーワクチン」です。ラベルがドイツ語なのが象徴的ですね。
https://www.globaltimes.cn/page/202104/1221372.shtmlより
モデルナワクチンを楽観できる、2つの理由
理由1:モデルナが米政府から受けた資金援助は多額ではない
モデルナが過去、アメリカの厚生省にあたるBARDAから資金援助を受けたことを不安がる声がありますね。
しかしアデノウイルス・ベータワクチンを開発していた他社と比較すると、モデルナが受けた支援額は多いとはいえません。
2020年春時点でアメリカ生物医学先端研究開発局BARDAが支援すると報じられた額
ジョンソン・エンド・ジョンソン:10億ドル以上
アストラゼネカ:10億ドル以上
モデルナ:4億8300万ドル
このようにモデルナが受け取った額は、米政府がウイルスベータワクチン開発のために投じた額と比べると、かなり少ないのです。
mRNA技術の有望さを認められたのか、モデルナは夏に追加で4億7200万ドル受けとります。しかし、春夏合わせてもアストラゼネカ一社の額に及びません。
米バイオテクノロジー会社モデルナは1年前、市場で販売する製品はなく、有望だが全く立証されていない技術を持つ赤字企業で、大規模試験を完了した医薬品・ワクチン候補もなかった。
理由2:モデルナはヨーロッパ出身者により生まれた企業
過去記事「コロナワクチン開発競争の勝者はドイツ企業!ファイザーワクチンの意外な正体」で、モデルナの社長や大株主の創業メンバーがヨーロッパ出身者であることをとりあげました。
特に社長のバンセル氏は、フランス国籍を維持したままですね。
フランスは西側諸国でありながら、アメリカの暗部を批判することが多い国です。
個人的には、遺伝子組み換え作物で有名なモンサント社への疑惑や
ドラッグの入り口になる、依存性の強い鎮痛剤がアメリカの医療界により普及されていることなど、フランスのドキュメンタリーで知りました。
以下のピュー・リサーチ・センターの調査でも、フランスはアメリカの価値観に対して否定的な人が多いですね。
ヨーロッパは全般的に、アメリカに対して「お金があることは認めるけど、ついていけない」と思ってる人が多いです。
異物混入トラブルが問題になったとき、モデルナの工場がスペインにあることが明らかにされましたね。アメリカでないことに驚かれた方もいるのではないでしょうか。
ヨーロッパ生まれの人々により創られたモデルナは、やはりヨーロッパに恩恵をもたらすことを重視している会社ではないかと思います。
まとめ
ファイザーワクチンと関係する国
- ドイツ(開発元企業の所在国)
- 中国(出資により共同開発)
- トルコ(創業者かつ社長一家がトルコ系)
モデルナワクチンと関係する国
- フランス(社長かつ大株主はフランス人)
- アルメニア(創業者かつ大株主の出身地)
- スペイン(ワクチン工場の所在地)
このようにmRNAワクチン技術はヨーロッパ色が強い技術です。
イギリスとアメリカの支配層はウイルスベータワクチン技術に多くの資金と年月を費やしたけれども、mRNA技術に敗北した・・・。
過去記事「中国が原因じゃない?!深い罪を示唆するコロナウイルスの謎」でとりあげたように、EUでコロナウイルスが蔓延しだしたのは、どういうわけかイギリスが脱退してまもないタイミングでした。フランスとドイツというEUの屋台骨の国で感染が広まりました。
しかし、新型コロナワクチン開発競争の勝者は、英米ではなく、EUです。
この勝敗は天の配剤であり、21世紀の今後の世界を占うものだとも思います。
<関連記事>
アメリカの生物兵器研究所フォート・デトリック 日本人が知らない漏洩問題
エイズはアメリカの生物兵器によるもの?日本人だけが知らない疑惑
コロナワクチン開発競争の勝者はドイツ企業!ファイザーワクチンの意外な正体
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-21/QAO518DWRGG701
https://www.the-sun.com/news/433154/scientists-complete-first-coronavirus-vaccine-years/
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-moderna-funding-idJPKCN24S06F
https://cen.acs.org/pharmaceuticals/vaccines/JJ-BARDA-advance-coronavirus-vaccine/98/i13
https://www.ema.europa.eu/en/news/two-additional-manufacturing-sites-biontechpfizers-covid-19-vaccine
https://heavy.com/news/comirnaty-vs-pfizer-vaccine-legally-distinct/
https://en.wikipedia.org/wiki/%C3%96zlem_T%C3%BCreci
https://en.wikipedia.org/wiki/U%C4%9Fur_%C5%9Eahin