2017年11月、日本ではトランプ大統領および長女のイヴァンカさんの訪日を報じる記事が多かったですね。
しかし、同じ頃、本国アメリカではオバマ家の長女、マリアさんが話題をさらっていました。
今年2017年の秋にハーバード大学に入学したマリアさん。彼女と白人男性がキスしている動画が公開されたのです。
(参考記事:「Malia Obama's Harvard boyfriend revealed to be British student Rory Farquharson who was head boy at Rugby School」テレグラフ誌)
初ゴシップ マリアさんの彼氏の素性
ゴシップ好きの欧米マスコミによって、白人男性の素性はすぐ明らかになりました。
マリアさんのお相手はロリー・ファークハーソン氏(Rory Farquharson)というイギリス男性です。マリアさんに先んずること一年前にハーバードの学生になりました。
成績優秀で、スポーツも得意だそうです。
2015年のワールドカップのオープニングセレモニーにも参加しています。
マリアさんとの動画が撮影されたのも、ハーバード大学と他校のフットボールの試合場でのことでした。
それだけでなく、ロリー氏が年に35000ポンド(日本円で約520万円)かかる私立学校の出身だとか、
父親はロンドンを基盤にした投資家で、ベッドが6つある160万ポンド(日本円で約2億4250万円)する家に住んでいるといった下世話なことも報じられました。
またロリー氏のツイッターアカウントが現大統領のトランプ氏に批判的な内容をリツイートしてるといったことも広められました。
マリアさんとロリー氏 テレグラフ誌より
加熱するマスコミ報道を見かねて、やがて「大統領の娘」経験者であるチェルシー・クリントンさん、そしてイヴァンカさんがコメントを出しました。
両方とも、若いマリアさんに自由な学生生活を送らせてやってほしいと、報道の自粛を求めるものでした。
それにしてもマリアさん。この秋にハーバードに入学して、11月にそこで知り合ったロリー氏とキスする動画が広まるなんて、早いですね。
欧米マスコミさえ、この交際スピードには驚いているようです。
若くして大統領になったオバマ氏。ホワイトハウスが当時のマリアさん、次女サーシャさんの年齢の子供を受け入れたことは、過去にあまりなかったそうです。
オバマ氏の在任中は、子供たちの面倒をみるために、妻ミシェルさんの母のマリアンさんも共にホワイトハウスに住んでいたといいます。
Malia Obama puffs on an e-cigarette in London with Brit boyfriend Rory Farquharson after theater https://t.co/YkDUfOkeYW pic.twitter.com/3Tdt79G1ZS
— Siglov Freudivan (@DerangedRadio) August 3, 2018
↑ 報道後のロリー氏とマリアさん
綺麗事だけでは済まないオバマ家への報道
過去記事「アメリカの調査機関が世界に広めてる日本人像」で取り上げたように、日本でオバマ氏の人気が高いことはアメリカでも指摘されています。
トランプ氏の就任時も、「オバマさんのままでいいのに」などと、オバマ氏を惜しむ声がネット上に多かったですね。
そんなオバマ氏の経歴・・・ケニア人留学生だった父と、白人の母との間に生まれたことや、白人の祖父母にハワイで育てられたといったことは日本でもよく知られています。
ケニアに父を同じくするきょうだいがたくさんいることも日本のテレビ番組で報じられました。
しかし、アメリカ国内で知られていることはこれだけではありません。
上記したマリアさんのボーイフレンドの報道でもわかるように、欧米のマスコミは容赦ありません。しかもオバマ氏は大統領選を二回経験している人です。
初の黒人大統領を阻止しようとする動き、ティーパーティを中心とする当選後の反発も強かったですね。
そのため、オバマ一家の英語版wikiをみると、驚くほどいろいろなことが書いてあります。
白人であるオバマ氏の母方の祖父をDNA調査した結果、先祖にアフリカ人がいたと公表した遺伝子情報企業があったこと
妻ミシェルさんの父方の高祖父が南カリフォルニアのプランテーションにいた奴隷であり、死後は名も無き墓に埋められたこと
ミシェルさんの母方の高曾祖母がやはり奴隷であり、当時仕えた主人の名前はヘンリー・シールズだったこと
・・・などといった、日本人の感覚だと「差別では?」と首をかしげかねないことが、今でも英語版のwikiに普通に掲載されています。
過去のオバマ夫妻への反発の熾烈さをうかがわせますね。
妻ミシェルさんの親族はユダヤ教のラビ
ちょっと面白いのはミシェルさんの従叔父にユダヤ教のラビをしている男性がいる件です。
名前はケイパース・ファンイ氏(Capers Funnye)。ミシェルさんの大叔母の息子にあたります。
二人は共にシカゴに育ち、子供の頃は親戚として行き来したこともあったそうです。しかし、大人になってからは音信不通になったといいます。
それがオバマ氏の大統領選以降、ミシェルさんの親族として世間から脚光を浴びることになりました。
アメリカの黒人というとキリスト教のイメージがありますね。
しかし、このケイパース氏は「キリスト教信仰は白人によって奴隷に強いられたものだ」という考えをもっていました。
いろいろ葛藤を持つ方もいるんですね。
そしてケイパース氏はユダヤ教に改宗し、ラビになりました。
現在、彼はアメリカのユダヤ教の組織の中で、黒人として、かなり上の地位に就いているそうです。英語版wikiにミシェルさんの親戚としてではなく、彼自身のページがあるぐらいに。
https://www.msn.com/en-gb/lifestyle/family-relationships/malia-obamas-harvard-boyfriend-revealed-to-be-british-student-rory-farquharson-who-was-head-boy-at-rugby-school/ar-BBFvW4n
https://en.wikipedia.org/wiki/Family_of_Barack_Obama
https://en.wikipedia.org/wiki/Ann_Dunham
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